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短編。

部屋を塗装したら、ムラがありすぎて泣きたいです。


「眠りましょう。」
と、彼女はナイフを手に持ち、僕に言う。

「貴方は、もう起きる事は無いのです。
…起きる必要も無いのです。」

彼女は僕の眉間にナイフを突きつける。

「明けない夜は無い。
でも、明けた朝が明るいとは限らない。
夜よりも、暗く汚く醜いかもしれない。」

彼女は僕の首を、浅く切る。
一滴とは言わないが、多少の血が流れる事が感じられたような気がする。

「でも、私達は前に進まなければいけない。
生きている限り。絶望しても、前に進まなければいけない。」
彼女は僕のあごに指をやる。
何をするのかと一瞬思ったが、すぐに解った。
彼女は僕にキスをする。

そして、ナイフを僕のお腹に刺す。
「前に進まなければいけない事は、酷です。
私達は何故、後ろに進んではいけないのでしょうか?
自分じゃない自分に、前を歩かせて、自分は後ろを振り向いてはいけないのでしょうか?
逃げてはいけないのでしょうか?
殻に閉じ篭ってはいけないのでしょうか?
あきらめてはいけないのでしょうか?
絶望してはいけないのでしょうか?
泣いてはいけないのでしょうか?」

彼女は泣き笑いの様な顔を僕に向ける。
でも、直に余所行きの顔に戻る。
「だから、だからこそ私はアタナを殺すのです。
前を向かないために、向かせないために
逃げるために、逃がさないために
閉じ篭らないために、閉じ篭らせないために
あきらめないために、あきらめさせないために
絶望しないために、絶望させないために」

-だって、愛しているから。-


此処で僕は、眼が覚める。
そして、目の前には彼女がいる。
…夢で見た女の子。
そして彼女は、又僕に言う。

「眠りましょう。
貴方は、起きてはいけないのです。
進んではいけないのです。
絶望してはいけないのです。
泣いてはいけないのです。」

-そして、夜は明けてはいけないのです。-
-そう、永遠...永遠に。-


そして僕は、幾度も幾度も此処で目が覚める。
起きた先には、何時も笑って彼女がいる。
そして死ぬ。
そして起きる。
狂々狂々と。
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[ 2012/04/05 00:00 ] 短編 | TB(0) | CM(0)
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白神

Author:白神
馬鹿です。人見知り激しいです
後、友人がオタクなので、
私もオタクって言う想像っぽい感じです。
……まあ、私もオタクだから別にいいんですけどね(微怒)
   , 。    
   ( 々゚) あ?やんのか?お?  
   し  J    
    u--u
動物大好きです!家には犬がいます。
猫派なんですけど!

てか、動物って可愛いですよね。
DSとかの擬似動物なんかより断然いいです。
    /l、  
     ("゚. 。 フ      ミイ~ ミィ~  
     」  "ヽ  
    ()ιし(~)~
ルックスの関係で、好きなのは小さい生き物って言うと引かれます。理解できません。
畜生!!燃えろリア充!!
   ,、|,、  
   (f⌒i  
    U j.|  
    UJ  
     :  
    ‐=‐

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